富士山遠征(2002.11.2)(Mさん)

さて私はこの3連休、11月2〜3日にかけ富士山、富士宮口新五合目駐車場に星見遠征に行ってまいりました。

 11月1日(金)のインターネットの天気予報では、しらびそ峠は夜中午前0時頃から天気が崩れてくるとの予報、富士山と里美牧場方面は一晩中晴れとの予報で、標高もある富士山に遠征に出かけることにしました。天気さえ良ければ、しらびそ峠に行って見たかったのですが。
 11月2日(土)午前11時に自宅染井野を出発、途中、湾岸浦安〜辰巳まで渋滞、東名用賀〜横浜町田20キロ渋滞に遭いましたが、足柄SAで遅い昼食と休憩をとり、それでも午後4時頃に富士宮口新五合目駐車場に到着。渋滞に遭いましたがやはり富士山は交通の便が良く、思ったより時間がかからなかったなと思います。天気の方は、自宅出発当初は晴れていたのが、横浜町田あたりでは雨、富士山は雲に包まれているという状況でした。
  到着早々、上段の駐車場に車を停め、天気は富士山上空一面雲があり晴れるの祈って、望遠鏡をセッティング。望遠鏡を出しているのは私一人で、他の天文家さんは来てないのかなと思っていると、近寄ってくる人一人、その人の名はHさん(間違っていたらゴメンナサイ)、MS−5、EM200の赤道儀、25cmリッチークレティアン鏡筒、他の鏡筒はちょっと忘れましたの所有者で銀塩写真で有名な方のようです。去年乗鞍畳平でお会いしたTさんも後から来て、Hさんを師匠と呼んでおりました。
午後8時頃まで、雲の中にいて晴れず、午後8時過ぎに雲がだんだん下がってゆき、晴れ間が広がって行き、下界を雲海がひろがりこりゃ良いかも思っていましたが、しばらくすると雲海も切れ、きれいな夜景が広がり、低空は光害を受けて明るいと言った感じです。でも天頂付近は暗くて天の川も見え綺麗な星空でした。

観望当初はギャラリーがおり、地元のデートコースかな、アベックの方から見せて欲しいの依頼が多く、ちょっとした観望会を開いている感じでした。
今回はメシエ中心に観望、観望したのM1、M2、M15、M27、M35、M36、M37、M38、h&x、網状星雲、M57、M29、M39、M42、M31、M33等です。その他を見いているのですが、覚えてなくゴメンナサイ。
今回の一番の成果は、網状星雲が見えてことで、眼視で見たのは、乗鞍畳平とこの富士山だけです。
本当に来て良かったなあと思いました。網状星雲の眼視での見え方は、アイピースの中心に何か白いもやもやとした線のようなものがあるかなと言った感じで、おやこれは見えるぞ、さらにOVフィルターをつけて見てみると、はっきりと白い線網のようなものが見えるという感じです。網状星雲が見えるということは空の状態が良いというこだと思います。
ただこの遠征は夜半午前1時過ぎより、風が強くなり、椅子が飛ぶくらいの強風になり、赤道儀もブルブル揺れて観望できなくなり、風がおさまるのを待ちましたが、朝までやまずじまいでした。気温も風のせいで、マイナス10度以上に下がったようです。T さんがマイナス8度だが風のせいで体感温度はマイナス10度以上に下がっていると思うよとのことでした。

この遠征で良かったことは、網状星雲が見えたこともありますが、Hさん、Tさんといろいろお話ができとても楽しかった遠征であったことで。