福島県南会津遠征記
2002年10月5日から6日にかけて福島県南会津の高杖に遠征しました。
(参加者:K、M、W、O、Ok)
   
 10月5日から6日にかけての遠征予定地は一応南会津と決まっていたのだが、直前まで天候の具合がはっきりしないのと参加者も確定できなかったため、出発直前まで行き先が2転3転。
 直前の天気予報で南会津が晴れそうな予報になったため予定通り高杖目指して出発する事となった。
メンバーの出発時間の都合が合わなかったので各自別々に出発する事となりO・Ok組が先発し、Mさん、Kさん、Wさんは後で追いかけて会津を目指す事に。

 O・Ok組は12時に染井野を出発。高速湾岸線経由で川口から東北自動車道に入るルートを選択し、全く渋滞は無く1時間で川口に到着し、難なく東北道に入る。東北道で2箇所休憩し15時に西那須塩原ICに順調に到着し高速とサヨナラし一般道へ。塩原温泉街手前のコンビニで夕食を調達し塩原温泉街へ向かう。ちょっと紅葉には早いせいか温泉街にはあまり人影は無くなんとなく寂しい。途中渓谷美を見ながらひた走り、温泉街を抜け県境のトンネルを抜け走ること約1時間半で目指す高杖地区に到着。国道と別れ山道を5分ほど登り目指す高杖カントリークラブの駐車場に着いた。
到着時刻16時30分で出発して4時間半経過。極めて順調であった。

 この駐車場は200台程度は停まれそうな結構な広さでもちろんコンクリート舗装で平坦。回りは視界良好で東側に山が20度位の高さで視界を妨げて入るもののほぼ360度撮影可能。携帯は全く問題なく通じる。
ただ駐車場は外灯が沢山立っていて点灯すれば障害になりそうなので心配になったのと駐車場の使用許可を得るためクラブハウスで聞いてみることに。
 カウンターで聞いてみると夜間は外灯の点灯は無く駐車場は真っ暗になるとの事。また、駐車場使用は問題ないとの事。カウンターの対応は良く好感が持てる。クラブハウスもきれい。営業時間中はトイレ使用可。朝食は予約制なので注文せず。
(後でよく見ると外灯は結構壊れており点灯不能に見えました)

 駐車場に戻り早速撮影の準備にかかる。天気はあまり良くなくうす雲が全天を覆う。暗くなるにつれうす雲の間からベガらしき星が見え出す。なんとか北極星が確認できたので極軸を合わせる。
その間他のメンバーから順次連絡が入る。後発組のMさん、Kさんは15時に染井野を出発し20時頃到着。Wさんは少し遅れて到着し予定した全員で観測、撮影体制に入る。
天気は快晴とはならずうす雲(水蒸気)がありなんとなくぼんやり気味。天の川が何とか見える程度でいまいち。
 
この駐車場は東側は民宿街の明かりがあり低い位置の撮影は無理。その他の方向は結構暗い。
快晴になればいい撮影場所と思われる。(里見よりは暗く浄土平と同程度か)

 遠征メンバーの内Oさんは初めての固定撮影に挑戦。10枚程度撮影。
Mさん、Wさんはもっぱら観望。シュミカセと双眼鏡でメシエ星団・星雲を片っ端から導入し観測。
M33をはじめて双眼鏡で確認でき感激。
Kさん、Okは直焦点撮影を実施し数枚撮影。この夜はけっこう流れ星が多く飛びなかなか観望には面白い一夜であった。こんな調子で明け方まで過ごし、4時頃から機材を片付けて車の中で就寝。
この夜は他の星見族は来なかった。

 翌朝は6時頃からゴルフ場の車、ゴルフ客の車が駐車場に入って来始めてみんな7時頃には起き出す。
駐車場の一角に陣取ってゴルフ客の視線を感じつつ朝のコーヒータイム。駐車場は広大なため迷惑にはなっていない。

 8時半頃駐車場を後に帰宅の途に。
まず周囲の状況確認のためスキー場の方を探索。月刊天文で紹介があった広場にも行ってみた。この広場は未舗装だが視界は360度良好。ただ民宿街が近いので夜間の暗さにちょっと疑問。

周囲の探索を終え途中道の駅で農作物を購入し、塩原温泉街の一角にある「華の湯」に行き入浴(入浴料700円)。
その後昼食を食べに近くの蕎麦屋に直行。ここの蕎麦は出てくるまでに40分は待たされたが、なかなかの美味。

 その後各自眠気と戦いながら別々に帰宅の途に。
この日は一般道も高速も全く渋滞が無く染井野に4時頃に無事到着。

いろいろ楽しい思い出が一杯の遠征でした。これからの遠征は星空+温泉+蕎麦屋がセットになりそう。

                                             (O 記)

 
  
帰りに寄った温泉「華の湯」
   
美味しかった蕎麦屋「延四郎」(華の湯から500m程度行った右側)