乗鞍遠征報告(Oさん)


 8月6,7日と一泊だけですが乗鞍の中腹の宿に行って参りました。お天気もよく十分星空を堪能できました。ただ、星に詳しい人がご一緒でなかったことだけが残念でなりません。去年より綺麗な星空だったように思います(天の川もくっきり!)。

ここでの観望状況を少々報告致します。

 宿の方々は大変協力的に観望できるようにご配慮くださいました。観望準備室が別棟にありましたので、そこには機材や観望できるスペースがあるかナと思って聞くと、残念ながら、準備したり休んだりする所で長年使われていないようでした。鍵を貸しますのでどうぞご自由に準備棟をお使い下さいとのことでしたが、必要ないのでお断りしました。
でもシャワーもあるし、お布団もあるそう。そこから50m程離れた小高い尾根づたい(といっても6〜7mの高さの尾根?と言える?)に3箇所程コンクリの四角い(約2m四方)観望場所もありましたが研修棟の明かりが邪魔をしています。宿の方もそのことは把握しておられ少し傾斜を降りて行った所では?とお薦め頂いたのですが、草が深くて虫が多くとても観測する状況ではないのでした。電源がないようなのでお尋ねすると準備室から延長コードで引っ張れますとのこと。活動は夜10時までという厳しいきまりがありますが天文観測は夜になるので、そのため準備室を利用し夜通しそちらを使って観望活動できるそうです。翌日の行程がキツイ為11時まで観望。部屋は行き帰りの際騒音にならないように一階の玄関に一番近い部屋に変え、従業員専用ドアを夜通し開けておくようにご配慮くださいました。
 

 尚、機材は口径60mmの望遠鏡(ビクセン)が4〜5台とカセグレン?らしき物が1台あってお借りしました。経緯台式で簡単に操作出来ましてM8,22、31を観望。M22はレンズいっぱいと言っていいほど大きく見えたような気がして感激!!ファインダーでとらえても望遠鏡の中に入ってこず捉えるのに大変でした。M8やM1は裸眼でもなんとか白くボーっと見えていましたので眼視で当てを付けファインダーをその方向へ向けゲットといった導入方法。やはり乗鞍はすごい!!
最後に、今回は睡眠、水分も十分に取って、畳平に挑戦し、無事大黒岳登頂成功! (O 記)